慌ただしかった夢の正体

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数日前の夢の中で慌ただしかった正体。

数日前に見た夢。 内容はほとんど覚えていないのに、ただひたすら「慌ただしい」「バタバタしている」「大変だ」という感覚だけが残っていた。 その時は意味が分からなかったが、数日後に訪れた“現実の出来事”が、その夢の正体を鮮明に浮かび上がらせた。

■ 長野へ向かった残置物回収の任務

残置物の回収案件。 大きな冷蔵庫、ショーケース冷蔵庫、鍋類、炊飯器、調理器具。 事前にすべての処分方法を調べ、レンタカー手配まで済ませ、段取りは完璧だった。

高速道路の運転は久しぶりで新鮮だった。 道路交通法の改定で自転車・原付の追い抜きが難しくなったことだけが少し気がかりだったが、無事に想定通りの時間で長野に到着。

■ 電話対応で見えた「企業の体質」

冷蔵庫を売却できれば経費が相殺できると思い、キンブルに電話した。 しかし、対応した女性は驚くほど不愛想。 丁寧に尋ねているのに、投げやりな返答。 「こうやって店のイメージは内部から腐っていくんだな…」と痛感した。

続いてヤマダ電機に電話すると、男性スタッフが驚くほど丁寧に対応。 同じ“家電を扱う会社”でも、ここまで差が出るのかと感心した。 大手企業がなぜ大手なのか、その理由を電話越しに理解した瞬間だった。

■ 地獄の冷蔵庫搬出作業

問題のファミリータイプ冷蔵庫。 これが想像を遥かに超える重さだった。

「これを引っ越し屋さんは階段で運ぶのか…?」 腕の血管が切れそうな感覚。腰が砕ける寸前。

しかし、大人には“知恵”がある。 椅子、作業台、周囲の道具を総動員し、二段階で持ち上げ、方向転換し、少しずつ出口へ。 気付けば 3時間 が経過していた。

汗だくでシャツはびっしょり。 真夏じゃなかったことに心から感謝した。

レンタカーはパンパン。 「こんなにも残置物があったのか…」 そして心の中で吐き捨てた。 「だから売上が上がらなかったんだよ…自業自得だな。」

■ ヤマダ電機での処分、市役所での落差

ヤマダ電機では冷蔵庫を丁寧に引き取ってくれた。 しかしショーケース冷蔵庫は“業務用扱い”でリサイクル不可。 行政に確認するよう案内され、市役所へ電話。

ところが、市役所の対応は冷たかった。 「16時までです。改めて電話してください。」 がちゃり。

「困ってる市民にこれかよ…」 疲労した体にさらに追い打ちをかけるような対応だった。

■ 業務用冷蔵庫の“たらい回し地獄”

翌日、粗大ごみセンターで多くの残置物を処分し、残るはショーケース冷蔵庫のみ。

市役所 → 西濃運輸 → 郵便局 → 西濃運輸 → 市役所 → メーカー本社 → メーカー支店

電話の連続。 説明の連続。 たらい回しの連続。

メーカー支店の女性は声は柔らかいのに内容は冷酷だった。 「販売だけです。処分は知りません。行政に聞いてください。」 がちゃ。

「不法投棄したくなる人の気持ち、今なら分かるかもしれない…」 そう思うほど、理不尽で不条理な流れだった。

■ 一筋の光 ― フロン回収業者

市役所の別部署から折り返しがあり、 「業務用はフロンが入っているので、フロン回収業者に依頼してください」 と数社を紹介してくれた。

最初の会社に電話すると、 「大丈夫ですよ。引き取ります。外側もこちらで処分しますね。」 と、驚くほど丁寧な対応。

天が味方したような感覚だった。 しかも車で10分の距離。 すぐに持参し、無事に処分完了。

市役所の担当者にもお礼の電話を入れた。 メーカー本社からの折り返しは結局なかった。

■ 最後に残った“学び”

今回の残置物処理で数万円が飛んだ。 しかし、卑怯者たちが使っていた腐敗した残置物をすべて処分できたことは何よりの収穫だった。

そして、強烈に理解した。

最後は人だ。 企業の規模ではなく、 ブランドでもなく、 建前でもなく、 “電話口に出た一人の人間”が、その会社の体質をすべて表す。

丁寧な会社は最後まで丁寧。 腐敗した会社は末端まで腐敗している。

体はボロボロだけど、 今回の経験は確実に自分の血肉になった。

神様、いつもありがとうございます。 明日も生存する。

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