昔は気にならなかった。正直、食生活なんて無茶苦茶だった。ずっと独り身で、ずっと安定してこなかった人生。常に全速力で走るしか知らなかったし、周りも同じような人ばかりだった。そんな環境にいる限り、気づけるはずがない。むしろ、その世界観では一生気づかずに終わることだって普通だと思う。
でも、この数年で「そうじゃない生き方」があることを知った。本来はそっちの方がずっと普通だったのだと思う。 現代は時間に追われすぎている。「気合だ、頑張れ、立ち止まるな、前を向け、走り続ければ現状打破できる」──そんな考え方が主流になっている。SNSでも、成功者と呼ばれる人たちの多くが同じことを言っている。
けれど、僕はそれは違うと思っている。
東京に行きたいのに大阪行きの電車に乗っていたら、気合で東京に着けるのか?ポジティブに変換して引き返せるのか?絶対に無理だ。しかも気づいたのが年齢を重ねすぎたタイミングだったらどうするのか。 まずは「行き先も決めずに電車に乗っている」という根本の感覚を変えること。それは自分を否定することにもなるから向き合うのは辛い。なぜなら、自分が信じて突き進んできたものを180度修正することになるからだ。
僕はそれを40代後半で気づいた。 40代半ばで気づいていたけれど、変えることができなかった。つまり、ずっと電車を間違えていたのだ。 やっと降りて、正しいと思える電車に乗り換えることができた。あとは進むだけ。
もちろん怖い。今もずっと怖い。 大丈夫なのかと不安で眠れなくなる。誰かに甘えたくなる。癒しを求めたくなる。涙を流す夜もある。
そんな時に使えるのが、SNSで流れてくる成功者の言葉だと思っている。 乗っている電車が正しいけれど、結果が出るまで時間がかかって不安になる時こそ、あの言葉は励みになる。怖くても一歩踏み出すための支えになる。
ただ、その一歩を踏み出そうとしても、抗えなくなってくるのが「体調」だ。 もう若くない。自分が思っている以上に体はメンテナンスが必要だ。
車のエンジンだと考えたら、今の僕の体はガタガタだ。 本来ならオイルだって定期的に交換しないといけない。でも現実は苦しいから、そんな余裕はない。 本当に今の時代は苦しいと思う。だからこそ、成功した時の美酒はきっと最高なんだろう。
小さな一歩を踏み出そうとしても、体調が悪いとそれすらできない。
「なんだ?座ってるだけでもしんどい……横になると落ち着いてくる。ダメだ、今日は早く休もう。」
こうなってしまう。
原因は、熱中症対策で普段から500mlの水を持ち歩いているのに、暑さに負けて冷たいものばかり飲んでいたことだった。内臓を冷やしすぎていたらしい。 温かい味噌汁や白湯を飲んでいたら、じわじわと体の中が温まって楽になっていった。 若い頃のように冷たい飲み物をガブ飲みすると、体が悲鳴を上げる。これもまた知恵になる。
毎朝の白湯は習慣化できている。 食生活も昨年から変えてきたから、だいぶ良くなっている。 体をいたわりながら、無理をせず、自分軸で自己を律しながら進んでいく。 もう同じ失敗を繰り返したくない。
神様、いつもありがとうございます。 明日も生存する。
「痩せたことで、思わぬ変化が起きてる」
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